「コシヒカリ物語」酒井義昭著(中公新書) ― 2007/11/05 21:56
いまや、銘柄米の代名詞であるコシヒカリ、先日のテレビ報道によると世界中で作られるようになっているという。
このコシヒカリが生まれた背景は、多くの偶然によるものだったというのは本当に驚きである。
その生まれは、まさに戦時中。食味などは関係のない食糧増産が叫ばれていた時代である。
これが様々な紆余曲折の中から、生き残り、たどり着いたのが魚沼産コシヒカリである。
これを超える米はいまだに出ていない。
今おいしいと言われる米も、コシヒカリの子孫である。
多くの発明や科学的発見などと同様、世界的な発明といってもいいくらいの出来事だったのだと感じた。
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